トランプ イランとの核合意を非難 イランの政権交代推進を主張する強硬派を次々と閣僚に指名

2018/4/25(Wed)
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24日、トランプ大統領は、イランが核兵器プログラムを再開するならば、イランを攻撃すると脅しました。同時に、イランの核兵器取得を防ぐための結ばれた国際合意を反故にする計画も示唆しました。トランプは、イランとの核合意維持のためワシントンを訪問しているフランスのエマニュエル・マクロン大統領とのホワイトハウスでの会談中に、この発言を行いました。トランプは5月12日までに、米国が合意に留まるか否かを決定しなければなりません。マクロンは、既存の核合意の撤回には反対だが、シリアでのイランの役割などの問題に対処する新合意の可能性には前向きであると述べました。しかし既存の合意の継続を支持する人々は、トランプがこの合意から離脱し、イランの方から合意を破棄するよう仕向けるのではないかと見ています。さらにトランプ政権のジョン・ボルトン国家安全保障問題担当補佐官と国務長官の指名を受けているマイク・ポンペオには、交渉を「真剣に」進めていく「気はない」と見ています。「米国は一度たりと、イランで政権交代を行うという考えを棄てたことはない」と「全米イラン系米国人評議会」(National Iranian American Council)のジャマル・アブディ政策副議長は言います。

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