キューバで新たな大統領誕生 ラウル・カストロは権力から下りずに後退

2018/4/24(Tue)
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独裁者フルヘンシオ・バティスタを倒したキューバ革命後はじめて、カストロの姓を持たない人物が国家元首になりました。ミゲル・ディアスカネルは19日、宣誓して国家評議会議長に就任しました。ディアスカネルの前任のラウル・カストロは5年の任期を連続2期にわたって務めました。カストロは86歳で、共産党議長の座にとどまります。健康状態の悪化したフィデル・カストロは2008年、弟のラウルに国家評議会議長の座を譲り、2016年に死去しました。19日の就任式は、「ピッグス湾事件」として知られる、CIAの支援を受けたキューバ人亡命者による1961年の侵攻を打ち破った57周年の記念日に当たりました。ディアスカネルは、カストロ兄弟が率いた社会主義革命を守ることを約束することからその任期を始めました。ジョージ・ワシントン大学のナショナル・セキュリティー・アーカイブでキューバの記録プロジェクトを指揮するピーター・コーンブルーに話を聞きます。

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