1968年 コロンビア大学紛争で果たした黒人学生の役割 軍国主義と人種差別に抗った学生たち

2018/4/23(Mon)
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ちょうど50年前の1968年4月23日、ニューヨークのコロンビア大学キャンパスで学生数百人が反乱を開始しました。学生たちはロウ記念図書館棟にある学長室など5棟の建物を占拠し、何日も立てこもりました。学生たちは大学が軍事研究に参加していること、ハーレム地区の公園に大学の体育館を建てようとしていることに抗議しました。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが暗殺されて3週間前も経っていませんでした。4月30日には700人以上が逮捕され、この1968年コロンビア大学紛争はニューヨーク市史に残る大量逮捕を引き起こしました。学生ストが全米に広まるきっかけにもなりました。本日はその歴史的瞬間を振り返ります。ゲストは「アフリカ系アメリカ人学生協会」(Student Afro-American Society)の元リーダーレイモンド・ブラウン、当時バーナード・カレッジの学生で「民主主義社会を求める学生連合」(Students for Democratic Society、SDS)のメンバーとして抗議に参加したナンシー・ビーバーマン、SDSでコロンビア大学支部長を務めたマーク・ラッド、新刊A Time to Stir: Columbia ’68.『騒乱の時 コロンビア68』)を編集したポール・クローニンです。1968年のサード・ワールド・ニューズリールのドキュメンタリー作品「コロンビア反乱」の抜粋も取り上げます。

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