1分間に4人近くが住居立ち退き 米国にまん延する強制退去とその影響を追跡調査する新プロジェクト

2018/4/13(Fri)
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エビクション・ラボ(立ち退き研究所)と呼ばれる新たなプロジェクトは、2000年以降の8000万件以上の住居立ち退きの記録を調査しました。そして、2016年だけでも居分間に4件に近いペースで立ち退き申請がありました。毎日6300人以上の米国人が立ち退きを強いられています。調査によると、立ち退きにより、健康不良、鬱、失業、子供へのショックなど、多くの他の問題が起こる可能性があります。強制退去の記録が残れば、今後ちゃんとした住居を見つけることがはるかに難しくなります。エビクション・ラボはデータベースをインタラクティブなウェブサイトで公開し、住民が自分のコミュニティで行われている強制愛居を追跡し理解しやすいようにしています。プリンストン大学でこのプロジェクトを運営するマシュー・デスモンド社会学教授に話を聞きます。このプロジェクトは、ピューリツァー賞を受賞した彼の著書Evicted: Poverty and Profit in the American City(『立ち退き:米国の都市の貧困と利益』)から派生しました。

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