コーリー・ロビン:ストライキ中の教師たちは「支離滅裂」な共和党と「中身のない」民主党に対する「本物の抵抗」だ

2018/4/12(Thu)
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全米各地で教師による抵抗が続いていますが、オクラホマ州では数十人の教師たちが7日間、約177キロに渡るタルサから州都オクラホマシティへの行進を完了しました。教育予算をめぐる教師によるストライキが9日目を迎え、タルサからオクラホマシティに至るまで公立校は未だ休校となっています。今回のストが行われる中、米最高裁は公的部門の労働組合に団体交渉の恩恵を受けるが組合費を払わない職員を許す前例を作ることになる「ジャヌス vs. 米国州・郡・市職員同盟(AFSCME)」を検討しており、判決によっては全米の公務員組合に大打撃となる可能性があります。また、トランプ大統領は連邦裁判所に右派判事を多数任命することに成功しており、これから先数十年にも渡り司法制度の流れを変えつつあります。引きつづきブルックリン大学およびニューヨーク市立大学大学院センターの政治学コーリー・ロビン教授に話を聞きます。ロビン教授は保守派運動を「弱く支離滅裂」、米民主党は「中身のないマシーン」だと評し、教師による抵抗など労働者の運動が米国における「本物の抵抗」だと言います。

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