キング牧師は人種差別 軍事主義 資本主義と闘った 歴史家テイラー・ブランチが語るキング牧師の晩年

2018/4/4(Wed)
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今日は、マーチン・ルーサー・キング牧師がメンフィスで暗殺されてから50年。享年、僅か39歳でした。デモクラシー・ナウ!は先日、ピューリッツァー賞受賞者の歴史家テイラー・ブランチ、作家のトレイ・エリスに話しを聞きました。2人とも、今年のサンダンス映画祭で初公開されたHBO(米国の衛星・ケーブルテレビ放送局Home Box Office)の新作ドキュメンタリー映画King in the Wilderness(『荒野のキング』)の制作に協力しました。この映画は、リンドン・ジョンソン大統領が1965年投票権法に署名した後の時期から始まり、キング牧師の晩年の3年間を回顧しています。記念碑的な法律が成立したにもかかわらずキング牧師は、「貧者のキャンペーン」を立ち上げ、またベトナム戦争終結を求める新たな闘いに目を向けました。公然とベトナム戦争を批判するという決断により、キングは最も身近な支援者の多くから孤立することになりました。

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