不法移民対策が争点で米政府機関閉鎖の可能性高まる トランプの難民拒否は世界で連鎖反応を引き起こす?

2018/1/19(Fri)
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米民主党上院議員は、子供時代に米国に到着した不法移民の強制退去を遅らせ救済する制度(DACA)登録者の保護を組み入れない限り予算案には反対する姿勢を崩しておらず、米連邦政府の機能が停止する可能性が高まっています。そんな中、本日は世界中で起きている難民危機について見ていきます。国連難民高等弁務官事務所によれば、世界の難民の数は史上最高の水準となり、6,500万人以上が住んでいた場所を強制的に追われています。人道的危機が高まる中、米国や他の多くの国が移民を制限し国境を封鎖しています。トランプ大統領は、就任1年目に全ての難民と、イスラム教徒が多数を占める国からの移民受け入れを禁止しようと模索しました。連邦裁判官が様々な形の「イスラム教徒渡航禁止令」を無効とする判決を出した後、トランプは今年米国に定住できる難民の数を削減し、4万5000人と過去30年間で最も少ないレベルに制限しました。今日は国際救済委員会の会長デイビッド ・ミリバンドに話を聞きます。彼は、元英国国会議員で新著Rescue: Refugees and the Political Crisis of Our Time(『救済:現代の難民と政治危機』)の著者です。

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