「完全な人種差別」:エドウィッジ・ダンティカット トランンプのアフリカとハイチに対する「肥溜め」発言を語る

2018/1/12(Fri)
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アフリカ、ハイチ、エルサルバドルからの移民に関する会議の中で、大統領が罵り言葉を使用したとの報道がなされた後、ドナルド・トランプへの国際的な批判が高まっています。トランプは国会議員らとの会議の中で、「なぜアフリカから来た奴らがこの国に要るんだ?肥溜めのような国から来た奴らだ・・・ ・・・ノルウェー人をもっと増やすべきだ」と発言したと報じられています。また、「なんでもっとハイチ人が要るんだ?奴らを追い出せ」と発言したとも報じられています。トランプは12日早朝、「DACA(子供の時に親に連れられて米国に不法入国した若者に対する国外退去一時延期措置)会議で私が使った言葉はきついものだったが、報じられたような言葉ではない。本当にきついのはDACAにとって大きな敗北となる奇妙な提案書だ!」とツイッターに書き込みました。この数週間前にニューヨーク・タイムズ紙が、トランプは6月に行われた非公開の会議でも、ハイチ人やナイジェリア人をこき下ろしていたと報じていました。トランプは、ナイジェリア人がアメリカを訪問したら、もうぜったい「自分たちの小屋に帰らない」だろうと言い、ハイチ人については「みんなエイズに感染している」と発言したそうです。トランプ政権は最近、少なくとも2001年から米国に住み続けている25万人のエルサルバドル人の一時保護資格(TPS)を打ち切ると発表したところです。2017年に、トランプ政権は米国内で生活するハイチ、ニカラグア、スーダンからの数万人の移民についても一時保護資格を打ち切ると発表しています。トランプの11日の発言は、世界中から非難されています。2010年にハイチで起きた大地震から8年が経つ今日、ハイチ系アメリカ人の小説家エドウィッジ・ダンティカットに話を聞きます。

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