フィンケルスタイン:人種差別政策や汚職スキャンダルにも拘わらずイスラエルで権力の座にとどまり続けるネタニヤフ

2018/1/10(Wed)
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イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相が国内政治で物議の的になっています。2015年にストリップ・クラブの前でこっそり録音された息子の会話をイスラエルのテレビ局が報道したからです。録音の中で、ヤイル・ネタニヤフは、売春婦について語るとともに、イスラエルのガス開発大企業の大株主の息子に金をせびっています。ヤイルは、「俺の親父はお前の親父に200億ドルの段取りをつけてやった。それなのに、お前は俺に400シェケル払うのを渋るんだ」と話しており、父ネタニヤフ首相が200億ドルの取引の後押しをしてガス産業の大物に利益を与えたことを仄めかしています。折しも、ベンジャミン・ネタニヤフは現在、複数の汚職捜査に直面しています。

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