バーバー牧師と人種分離主義者ストロム・サーモンドの元見習いが新たな貧者の運動を立ち上げるために結束

2018/1/9(Tue)
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米国が1月第3週のマーティン・ルーサー・キング・デイを迎える準備をする中、現代の公民権運動の指導者は、新たな「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)を立ち上げました。これは、キング牧師と南部キリスト教指導者会議によって導かれた歴史的な1968年の運動に触発されたものです。この新たな運動の組織者たちは今後数カ月の間に、組織的人種差別、貧困、戦争経済、環境破壊への注目を呼び掛けるために、全米の州議会議事堂と国会議事堂での6週間の直接的な行動を予定しています。「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)の代表で上級講師のウィリアム・バーバー牧師に、さらに詳しく話を聞きます。彼は「モラル・マンデー」(Moral Mondays)の指導者で、Third Reconstruction: Moral Mondays, Fusion Politics, and the Rise of a New Justice Movement (『3回目の再建:モラル・マンデー、融合政治、新たな正義運動の台頭』)の著者です。福音派の牧師で、ノースカロライナ州ダーラムの「改宗のための学校」(School for Conversion)の代表であるジョナサン・ウィルソン・ハートグローブからも話を聞きます。彼は近刊書Reconstructing the Gospel: Finding Freedom from Slaveholder Religion(『福音の復興:奴隷所有者たちの宗教からの自由の発見』)の著者です。ウィルソン・ハートグローブは、白人の南部バプテスト派の教会員として育ち、公民権運動に徹底した反対を唱え人種分離政策の支持者だったサウスカロライナ州選出上院議員、故ストロム・サーモンドの見習い給仕をしていたことがあります。ウィルソン・ハートグローブの政治的転換は、ウィリアム・バーバー牧師の説教を聴いた後から始まりました。

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