ダニエル・エルズバーグ:自分は核戦争の立案者だったと表明 核の冬と地球規模の飢餓を警告

2017/12/6(Wed)
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トランプ大統領と北朝鮮の指導者金正恩(キム・ジョンウン)との敵対的緊張により、世界は核戦争勃発の瀬戸際に立たされることになるのでしょうか?緊張が高まるなか、核戦争のかつての立案者であり、世界的に最も有名な内部告発者の1人であるダニエル・エルスバーグに、核戦争とはどのようなものなのか論じてもらいます。 1971年、高位の防衛アナリストであったエルスバーグは、ベトナム戦争への米国の関与に関する極秘報告書をニューヨーク・タイムズはじめいくつかの出版物に漏洩しました。「ペンタゴン・ペーパーズ」(Pentagon Papers)という名で知られるようになったこの文書により、彼はベトナム戦争の終結に重要な役割を果たしました。しかし、エルズバーグがかつて、米国国防総省(ペンタゴン)および米国政府のコンサルタントとして、核戦争計画を立案した人物だったことはほとんど知られていません。5日に出版された彼の新著はThe Doomsday Machine: Confessions of a Nuclear War Planner. (『世界を破滅させる機構:核戦争計画者の告白』)と題されています。エルスバーグに、最高機密だった彼の核研究、キューバミサイル危機時の最前線での体験、トランプが核戦争を始める可能性、また、現代の内部告発者で彼の英雄であるチェルシー・マニングとエドワード・スノ―デンへの思いなどを聞きます。

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