アメリカ先住民の複数部族 トランプによるベアーズ・イヤーズ国定公園への攻撃を共同で提訴

2017/12/5(Tue)
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5つのアメリカ先住民の部族が、ドナルド・トランプ大統領、ライアン・ジンキ内務長官、トランプ政権の他の何人かのメンバーに対する、彼らが言うところの歴史的な訴訟を共同で起こしました。トランプが12月5日にユタ州を訪れ、採鉱、伐採、掘削およびその他の資源採取のため、連邦政府の保護所有地を解放する計画を発表したわずか数時間後にこの行動がとられました。このトランプの計画のためには、130万エーカーのベアーズ・イヤーズ国定公園を80%以上縮小し、2つの別々の地域に分けることが必要となります。トランプはユタ州の190万エーカーのグランド・ステアーケース=エスカランテ国定公園を50%縮小するかもしれません。ベアーズ・イヤーズ国定公園は2016年に当時の大統領バラク・オバマによって指定されました。一方、ビル・クリントン元大統領が1996年、グランド・ステアーケース=エスカランテ国定公園を指定しました。こうした国定公園は、神聖な場所や遺物、歴史的な対象物を保護することを目的とした法律で、1世紀前に制定された「遺跡保存法」(Antiquities Act)によって指定されたものです。ユートマウンテンユート部族のメンバーで、「ベアーズ・イヤーズ部族間連合」(Bears Ears Inter-Tribal Coalition)の元共同議長であるレジーナ・ロペス=ホワイトスカンクと、「自然資源防衛協議会」(Natural Resources Defense Council)の戦略的対応部長であるボブ・ディーンズに話を聞きます。

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