プエルトリコの電力復旧を受注したホワイトフィッシュ・エナジー社に不正疑惑 プエルトリコ電力労組代表が汚職調査要求

2017/10/30(Mon)
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プエルトリコ知事は先週、モンタナ州の小企業ホワイトフィッシュ・エナジー社が3億ドルにのぼる電力復旧事業を受注した問題について、プエルトリコ電力公社(PREPA)に契約取り消しを指示しました。デモクラシー・ナウ!がプエルトリコのアンヘル・フィグロア・ハラミヨ電力労組代表を取材していた時です。プエルトリコの電力網はハリケーン「マリア」で壊滅的な被害を受けており、ホワイトフィッシュ社のような小企業の受注は不自然だとして調査を求める声が強まっていました。ホワイトフィッシュ社は、ライアン・ジンキ内務長官の故郷にある小さな企業です。またホワイトフィッシュ社の支援者の中には、未公開株(PE)投資企業の経営者でトランプ陣営に選挙資金を提供したジョー・コロネッタがいます。先週流出した契約書のコピーによると、作業が遅れた場合でも違約金請求が禁じられ、プロジェクトが監査対象となることも妨げる条項が設けられていたことがわかり、怒りの声はますます高まっています。

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