カリフォルニア州で猛威をふるう山火事 ここ数十年間 地球温暖化が森林火災に拍車をかけている実態を考察

2017/10/11(Wed)
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カリフォルニアでは、強風とからからに乾いた乾燥状態が、大規模な森林火災に拍車をかけています。今回の山火事で少なくとも17名が死亡し、地区全体が全焼した場所がいくつかあり、2万人が避難を余儀なくされ、非常事態宣言が発令されています。この森林火災に先立ち、米国農務省森林局は2016年、前例のない5年にわたる干ばつにより、カリフォルニアで1億本以上の木々が枯れ、大規模な山火事発生の恐れがあると警告していました。気象学者たちは、人為的な地球温暖化が干ばつの大きな要因になっていると考えています。コロンビア大学ラモント・ドハーティ地球観測所の生物気候学者で2016年度の報告書の共著者である、パーク・ウィリアムズに話を聞きます。報告書は、米国西部で過去30年間に焼失した森林の半数近くに、地球温暖化が関与していたとしています。

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