「審判を受けているのは米国だ」: 黒人を殺害する警官を有罪にできない米国を歴史家イブラム・X・ケンディが問う

2017/6/28(Wed)
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警察による17歳のラクアン・マクドナルドの射殺を隠蔽したとして3人のシカゴの警官が起訴されました。警官の手による黒人3人—フィランド・カスティールとサム・デュボーズ、シルビル・スミス—の殺害事件を振り返ります。ここ数週間で、これらの事件に関与した2人の警官が無罪とされ、1人の裁判は評決不能に終わりました。本日の最初のゲスト、イブラム・X・ケンディはこう書いています。「審判を受けているのは警官たちだけではありません。米国が裁かれているのです。これらの死を正当化し、米国は正しいとするか。これらの死を正当化せず、米国は正しくないとするか、ふたつにひとつなのです」。歴史家のイブラム・X・ケンディに話を聞きます。近著Stamped from the Beginning: The Definitive History of Racist Ideas in America(『はじめから烙印を押されて:米国における人種差別的考えの究極の歴史』)は、2016年全米図書賞(National Book Award)を受賞しています。

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