米国 最強の破壊力をもつ非核爆弾をアフガニスタンに投下 十数年続く戦争によるトラウマに追い討ち

2017/4/14(Fri)
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米軍は13日、 「すべての爆弾の母」と呼ばれる、史上最強の非核爆弾、「大規模爆風爆弾(MOAB)」をアフガニスタンで投下しました。重量2万1600ポンドのこの爆弾は、TNT換算で約11トンの威力に匹敵し、爆風による影響半径は1マイルに及ぶと報じられています。これに先立ち国連は先日、アフガニスタン政府軍と米国主導の連合軍による空爆で2016年に600人近い一般市民が命を落としたとの報告書を発表していました。これは、2015年のほぼ2倍です。アフガニスタンでの米国の戦争は米国史上最長で、16年目を数えます。米国の軍事的・経済的戦争の終結を目指す運動を行う団体「Voices for Creative Nonviolence(創造的非暴力の声)」の共同コーディネーター、キャシー・ケリーに話を聞きます。彼女は4月初めにアフガニスタンから戻って来たばかりです。また、テンプル大学メディア・コミュニケーション教授で「アフガニスタン系アメリカ人芸術家と作家協会(Afghan American Artists and Writers Association)」のメンバーであるワザマー・オスマンにも話を聞きます。

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