トランプが気候関連規制を撤廃 米国はパリ協定の誓約を破ることが確実に

2017/3/29(Wed)
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トランプ大統領は29日、オバマ大統領によって制定された多数の気候関連の規制を撤廃する大統領令に署名しました。この大統領令が実行されれば、米国は気候変動の影響を抑制するために温暖化ガス排出量を削減するという2015年のパリ協定の誓約を、果たせないことが確実になります。今回の大統領令は、温暖化ガス排出を制限し、火力発電所に替えてソーラーや風力の発電施設を新設するというオバマ大統領の「クリーン・パワー計画」(Clean Power Plan)を、取り消す第一歩となります。NAACP(全米黒人地位向上協会)の「環境と気候正義プログラム」責任者ジャクリーヌ・パターソンに話を聞きます。

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