デビン・ヌネス委員長が辞任要求を拒否し 下院情報委員会による大統領選中のトランプ陣営とロシアとの関係の調査は大混乱

2017/3/29(Wed)
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連邦議会では、共和党員である下院情報委員会のデビン・ヌネス(Devin Nunes)委員長に対し、大統領選でのトランプ陣営とロシアとの共謀の可能性を探る同委員会の調査から退くべき、との声が高まっています。この論争のなか、調査自体は止まっています。28日に下院情報委員会では司法長官代行を務めていたサリー・イエーツ(Sally Yates)の証言が予定されていました。しかしヌネスは先週、この公聴会をキャンセルしました。それはイエーツと、やはり28日に証言が予定されていた前CIA長官ジョン・ブレナンの二人が、ホワイトハウスの官僚たちによって出された声明とは食い違う証言になるだろう、と政府に知らせた翌日でした。ワシントンポスト紙は、ホワイトハウスがイエーツの証言を阻止しようとしていると報道しています。ホワイトハウスの報道官ショーン・スパイサーは、この報道を「100%虚偽の報道」と呼びました。

下院情報委員会は現在、今週中の会合をすべてキャンセルしています。議員たちは、ヌネスがホワイトハウスの敷地内で情報提供者と会い、米国情報機関の機密報告書を大統領へのブリーフィング前に見ていたことが露見した後、彼が委員長職を退くよう要求しています。ヌネスは、その報告書が示すのは、トランプ大統領またはその協力者たちの行動が、米国のスパイ機関が外国人対象の監視活動をする中で「偶然」収集された可能性だ、と述べました。ヤフーニュースの主任調査報道記者マイケル・イシコフ(Michael Isikoff)に話を聞きます。彼の最新の記事は「民主党トップがヌネス外しを求めるなか、ロシア疑惑の調査は大混乱」と題されています。

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