この1カ月で1000人以上の民間人が米国主導の空爆で死亡 トランプ大統領はテロに対する戦争を拡大

2017/3/27(Mon)
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米国主導の有志連合により200人以上が死亡したとみられる3月17日のイラク空爆について、詳細が明らかになって来ています。有志連合側は、空爆がモスル近郊の人口密集地域を狙ったものであったことを認めました。米軍による空爆としては、2003年のイラク侵攻以来、最悪のもののひとつとなります。一度の空爆により、市内の激しい戦闘を逃れて数百人が避難していた家々が破壊されたとも報じられています。女性や子どもを含む80人もの民間人が一軒の家の地下室で亡くなった可能性もあります。報道プロジェクト「空中戦争」」(Airwars)によれば、有志連合がイラクとシリアで行った空爆による民間人死者は、3月だけで1000人に達しており、これもその一つに過ぎないと言います。「空中戦争」の創設者であるクリス・ウッズと話します。「空中戦争」は、外国軍による空爆で死亡したイラクとシリアの民間人死者数を追跡している非営利グループです。

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