警官殺害事件での死刑求刑を拒否したフロリダ州初の黒人検事に殺害予告

2017/3/24(Fri)
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死刑をめぐる論争がフロリダ州で起こっています。フロリダ州オレンジ郡およびオセオーラ群で州検事を務めるアラミス・アヤラは、自分の法律事務所ではいかなる殺害事件においても死刑を求刑しない方針を発表しました。このなかには、妊娠中の元交際相手サド・ディクソンとオーランド警察官デボラ・クレイトンを殺害したマーキース・ロイドの事件も含まれます。この発表がされるとすぐ、警察組合は反発し、リック・スコット州知事はロイド訴訟の担当から外れるようアヤラに要求しました。彼女がこれを拒否すると、州知事はこの件から彼女を外して新たな担当をつける行政命令に署名しました。フロリダ州史上初のアフリカ系アメリカ人州検事のアヤラは現在、地元の政府職員からのものも含め、複数の殺害予告を受けています。全米黒人地位向上協会(NAACP)法的擁護基金の弁護士補佐アンゲル・ハリスに話を聞きます。

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