ダーク・マネーの億万長者が 放射線の好影響を主張し 気候変動を否定する人物を 現政権の科学アドバイザーに推薦

2017/3/23(Thu)
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ドナルド・トランプを支持するずっと前から、マーサー親子はピーター・デファジオ下院議員に対抗して出馬したアーサー・ロビンソンの下院議員選挙戦を支援しました。ロビンソンは一風変わった候補でした。彼は気候変動否定論者で、放射線の好影響について語るような人物だったのです。ロビンソンは、約1万4000点のヒトの尿サンプルを保存する「オレゴン科学薬学研究所」(Oregon Institute of Science and Medicine)の運営者で、新たなヒトの寿命延長方法を研究しているとも発言しています。マーサー親子はロビンソンの選挙運動および研究所の資金を提供しています。ニューヨーカー誌のジェーン・メイヤー記者の報道によれば、マーサー親子はトランプ政権の科学アドバイザーにロビンソン指名するよう圧力をかけました。メイヤー記者は最新記事The Reclusive Hedge-Fund Tycoon Behind the Trump Presidency: How Robert Mercer exploited America’s populist insurgency(「トランプ政権の背後にいる秘密主義のヘッジファンド界大物――ロバート・マーサーが、いかにして米国のポピュリズムによる反乱を利用したか」)で、ロビンソンについて書いています。

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