アーカンソー州で8人の死刑執行ラッシュ 苦痛を伴う不首尾な執行につながる薬剤を用いて

2017/3/15(Wed)
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アーカンソー州は4月、10日間に8人の死刑執行を予定しています。州の全死刑囚人口のほぼ4分の1にあたります。3月初め、共和党の州知事エーサ・ハッチンソンは、4月17日から27日の間に、8人の死刑囚を処刑するよう4日間の日程を設けるという布告に署名しました。これは、米国近代史上、前例のない率となります。アーカンソー州では2005年以降、死刑に使用する注射薬の入手困難と、使用薬をめぐる訴訟のため、死刑執行は行われていませんでした。州によると、今回執行を急ぐのは、処刑に使用する鎮静薬ミダゾラムの使用期限が切れるためです。カリフォルニア大学バークレー校法学部の死刑クリニックの弁護士メーガン・マクラケンに話を聞きます。

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