ピート・バララ連邦検事はトランプとフォックス・ニュースの捜査隠蔽のために解任されたのか?

2017/3/14(Tue)
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ジェフ・セッションズ司法長官は3月10日、46人の連邦検事に辞任を要求しましたが、検事たちは事前通告がなかったとして怒りを表明しています。辞任を求められた最も著名な検事の1人であるマンハッタン連邦地裁検事のプリート・バララは3月10日、辞任を拒否し即座に解任されました。バララの解任は予想外でした。というのもドナルド・トランプは2016年11月、トランプタワーで個人的にバララと会い、彼の留任を保証していたからです。バララが解任された特殊な事情を受け、民主党は即座にこれは政略であると指摘しています。プリート・バララが解任される前、彼のオフィスは、フォックス・ニュースがセクハラや性的暴行事件の多くの和解について株主に知らせていなかったという疑惑を捜査していました。また、今回の解任より1週間足らず前に、複数の政府監視団体がバララのオフィスに対し、連邦政府職員が外国政府から利益を得ることを禁じている憲法の条項にトランプ大統領が違反していないかどうか調査することを求める手紙を送っていました。さらに、プリート・バララは、ロシア入国を禁じられた18人の米政府高官の1人です。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、バララがロシアの武器密売業者ビクトル・ボウトを起訴したことに怒っていたと報じられています。ザ・デイリービーストの編集者でニューヨーク・デイリー・ニュース紙のコラムニストであるハリー・シーゲルに話を聞きます。

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