セッションズ司法長官 選挙戦の調査から身を引く トランプ政権とロシアの関係はいまだ闇の中

2017/3/3(Fri)
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ジェフ・セッションズ司法長官は、昨年の大統領選挙へのロシアの影響に関する司法省の捜査から身を引きました。上院議員時代にドナルド・トランプ候補の選挙代理人を務めていた際、駐米ロシア大使に2度にわたり会っていたとの報道を受けてのことです。この報道は、今年1月の司法長官就任に際してセッションズが議会で行った宣誓で、昨年11月の選挙に向けた運動期間中にロシア政府職員と接触したことは全くないと証言したことと真向から矛盾しています。セッションズは2日(木)、宣誓のもとで偽証したという疑惑を全面否定し、セルゲイ・キスリャク大使との会談では選挙について協議しなかったため、それについての言及を怠ったと主張しました。同日ニューヨーク・タイムズ紙は、マイケル・フリン元大統領顧問とトランプの義理の息子で上級顧問のジャレッド・クシュナーが大統領就任式の前に問題のロシア大使とトランプタワーで会合していたと報じました。「これらの関係は、今後のトランプ大統領の政権運用に買収や政策への圧力のような形で不適切な影響を与えないだろうか?」と、国家安全保障と市民の自由についてEmptyWheel.netで報道する独立ジャーナリストのマーシー・ウィラーは問いかけます。

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