トランプ弾劾の声が高まる中 元ニクソン大統領顧問ジョン・ディーンが「ウォーターゲート事件の繰り返し」を見る

2017/2/24(Fri)
記事番号: 
1

トランプ大統領が就任してからまだ36日ですが、すでに彼の弾劾を要求する声が拡大しています。おりしもCNNとニューヨーク・タイムズ紙が報じたところでは、11月の選挙に向けてドナルド・トランプの選挙顧問がロシア諜報機関と頻繁にやりとりをしていたという報道に対して、ラインス・プリーバス大統領首席補佐官がFBIに反論させようとして失敗したようです。この報道の主張と比較されるのは、1972年にリチャード・ニクソン大統領が、CIAを使ってFBIにウォーターゲート・ビル不法侵入事件の捜査から手を引かせた側近と交わした会話です。この事件がもとになって、リチャード・ニクソンは辞任に追い込まれました。一人の大統領の転落と弾劾決議をもたらした一連の流れに中心的役割を果たした人物、ニクソン大統領の首席法律顧問ジョン・ディーンに話を聞きます。彼の著作には、The Nixon Defense: What He Knew and When He Knew It(『ニクソンの弁明:彼は何を、いつ知ったのか』)、Conservatives Without Conscience(『良心を失った保守派』)、Broken Government: How Republican Rule Destroyed the Legislative, Executive, and Judicial Branches(『壊れた政府:共和党の統治がどのように立法府、行政府、司法機関を破壊していったか』)などがあります。

共有します