バンディvs. #NoDAPL:白人民兵組織のリーダーには無罪評決 アメリカ先住民には警察の暴力

2016/10/31(Mon)
記事番号: 
4

オレゴン州の連邦陪審は27日、国定鳥獣保護区の武装占拠事件で共謀と武器所持の罪に問われていた反政府民兵組織リーダーのアモン・バンディとライアン・バンディ、組織のメンバー5人に無罪の評決を下しました。41日間にわたるマルヒュア国定鳥獣保護区の占拠は、連邦財産の強奪を目的とした無法な計画だと考える連邦検察官らはこの評決にショックを受けています。この占拠は、連邦職員を行政休業に追い込み、連邦政府に400万ドルを超す損害を与えたほか、地元住民を恐怖に陥らせました。民兵組織の占拠した土地に「条約上の権利」を持つパイユート族も怒っています。パイユート族によると、民兵組織のメンバーは部族の遺跡を手荒に扱い、聖なる土地をブルドーザーで踏みにじりました。民兵組織リーダーのバンディ兄弟は現在も、ネバダ州での2014年の武装抗争での連邦法違反の罪に問われています。現在も続くノース・ダコタ州でのダコタ・アクセス・パイプラインの反対運動の視点から、バンディ兄弟の評決について話し合います。キーラン・サックリングは「生物学的多様性センター」(the Center for Biological Diversity)の事務局長です。「チェロキー・ネイション」市民のスティーブ・ラッセルは、元判事で教授です。ラッセルは最近、「インディアン・カントリー・トゥデイ・メディア・ネットワーク」に"Malheur v. DAPL: Jury Nullification or Prosecutor Overreach?"(「マルヒュア対ダコタ・アクセス・パイプライン:陪審の法否定か、検察の行き過ぎか」)という記事を掲載しています。

共有します