スタンディング・ロック続報 パイプライン建設阻止の「水保護者」120人以上が逮捕される

2016/10/24(Mon)
記事番号: 
1

ノースダコタ州スタンディング・ロックで続くにらみ合いの最新状況をお伝えします。同地では、投資額38億ドルにのぼるダコタ・アクセス・パイプラインの建設に対し、200以上の部族を代表する数千人のアメリカ先住民が抵抗を繰り広げています。同パイプラインは、ノースダコタ州バッケン油田の原油をサウスダコタ州とアイオワ州を通ってイリノイ州まで運ぶものとされます。22日(土)には、自分たちは「抗議者」(protesters)ではなく「保護者」(protectors)だと語る人々が平和的なデモ行進を行っていましたが、暴動鎮圧用のフル装備で攻撃用ライフルを持った警察に迫られ、100人以上が逮捕されました。デモ参加者は、警察が彼らに催涙スプレーを吹きかけ、複数の人々を一緒に逮捕したと述べています。さらに「水保護者」らが警察の活動を記録するために飛ばした無人機を撃ち落とすため、ゴム弾を発射したとも述べました。「西海岸女性ウォーリアーズ・メディア協会」(West Coast Women Warriors Media Cooperative)のメディア活動家のサシーン・シーシャムに話を聞きます。彼女は22日、ノースダコタ州のダコタ・アクセス・パイプラインの建設現場で、ほかのデモ参加者やジャーナリスト80人以上と共に逮捕されました。

共有します