報道の自由の勝利:ダコタ・パイプライン報道をめぐるエイミー・グッドマンに対する騒乱罪を却下

2016/10/18(Tue)
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10月17日、ノースダコタ州のジョン・グリンスタイナー判事は、アメリカ先住民が率いる反パイプライン抗議行動に対する攻撃を、デモクラシー・ナウ!の番組用に取材したエイミー・グッドマンへの「騒乱」罪の適用を認めないとしました。私たちはそのノースダコタから戻ってきたところです。グリンスタイナー判事は、ラッド・エリクソン州検察官が10月14日に起訴した内容を正当化する相当な理由を見出しませんでした。この起訴は、エリクソンがグッドマンに対する不法侵入罪を取り下げた後でおこなわれました。グリンスタイナー判事の判決後、モートン郡のカイル・キルヒマイアー保安官は「モートン郡州検察官と話し合った結果、こうした個人に対する起訴は考慮されると私は確信しています。はっきり言わせてもらいたいのですが、私有地に不法侵入すれば逮捕されます」と述べました。州検察官のラッド・エリクソンはニューヨークタイムズ紙に対し次のように述べました。「捜査は続行されると思います。その上で判事に正式に提示するに十分な証拠が編集前、あるいは公開以前のビデオ映像にないかどうかを見ることになります。多くの人々が見たデモクラシー・ナウ!の映像には証拠の価値はほとんどありません」。判決の発表後、グッドマンと彼女の弁護士、リード・ブロディとトム・ディクソンは、総工費38億ドルの「ダコタ・アクセス・パイプライン」に対して続けられている抵抗運動をめぐり起訴されている6人を越える水質保護運動家たちへの支援を示すために数百人が集まる裁判所前で発言をおこないました。

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