中絶の権利をめぐる 最高裁での裁判で歴史的な勝利をおさめた弁護士に聞く

2016/6/29(Wed)
記事番号: 
2

27 日、米連邦最高裁が人工妊娠中絶を広範に制限するテキサス州法の条項を無効にする判断を下し、妊娠中絶の権利擁護派に数十年来の大勝利をもたらしました。判決は、妊娠中絶クリニックに多額の費用がかかる大型病院並みの手術センター設備を義務づけ、さらに中絶を実施する医師が近くの病院と交渉しそこに患者を入院させることができることを義務化する条項を 5 対 3 の賛成多数で無効としました。27日に出されたこの画期的な判決の影響はすでに全米各地に波及しています。 28 日に最高裁はテキサス州と同様、医師に病院への受け入れ許可を義務づける条項の復活をはかってきたミシシッピとウィスコンシンの上告を棄却しました。一方、アラバマ州司法長官は最高裁の判決を受け、同州では今後、医師に病院受け入れ許可を義務づける規制への擁護を中止すると発表しました。最高裁での画期的なテキサス州中絶法裁判で論陣を張ったステファニー・トティから話を聞きます。

共有します