ノーム・チョムスキーが語るシリア紛争:武器供給を絶ち、空爆をやめて残虐行為を食い止めるべき

2016/5/17(Tue)
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米国とロシアは5月17日、17カ国による「国際シリア支援グループ」(International Syria Support Group)の会合で共同議長を務めます。この会合の目的は、死者数が50万人近くに達している同国での5年間の紛争を緩和することにあります。オバマ大統領は4月、250人の特殊部隊をシリアに追加派遣することを発表しました。これによってシリアの公式な米軍駐留数は約2倍となります。シリアは、中東で現在起こっている多くの破壊的衝突のひとつにすぎません。2015年、世界中で6000万人という記録的な数の人々が家を追われ難民になりました。こうした衝突の詳細とISISの台頭について、世界的に知られた体制批判家で、言語学者、作家でもあるノーム・チョムスキーに引き続き話を聞きます。「米国によるイラク侵攻は宗派間闘争を誘発した第一の原因であり、かつそれが広がった主な理由でした。今やその闘争は、こうした巨大な怪物へと発展してしまった」と、チョムスキーは言います。彼には100冊以上の著書があり、最新刊はWho Rules the World?(『世界を支配するのは誰か?』)です。チョムスキーは、マサチューセッツ工科大学の名誉教授で、彼は同校で50年以上教鞭をとっています。

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