友人の語るベリガン神父:「彼はヒーローではなくコミュニティーを信じた」

2016/5/2(Mon)
記事番号: 
6

94歳で亡くなった伝説的な反戦司祭で活動家、詩人のダニエル・ベリガン神父について親しい友人たちに話を聞きます。「私はダンをいつも、マハトマ・ガンジーやマーティン・ルーサー・キング、ドロシー・デイのような偉大な人々の一人と考えていました」と、カトリック司祭で長年平和活動に従事してきたジョン・ディア神父は語ります。「戦争に反対して逮捕された司祭は米国で、いや世界でも彼が初めてではないでしょうか。(中略)彼はそれほど革新的な人でした」。ベリガン神父の最も親しい友人の一人だったディア神父は、35年にわたってともに活動を繰り広げました。ベリガン神父の遺作管理者であり、生前に出版された5作品の編集者でもあります。今日はさらに、ベリガン神父の弁護士の一人、ビル・クイグリーにも話を聞きます。クイグリーは教授で、スチュアート・H・スミス法律クリニックと「社会正義センター」(Center for Social Justice)、さらにロヨラ大学ギリス・ロング・貧困法律センター(the Gillis Long Poverty Law Center)の代表も務めています。ある日、「あなたのヒーロー(尊敬する人)は誰ですか」とクイグリー教授に聞かれたベリガン神父は、「ヒーローは信じていません。私が信じているのはコミュニティーです」と答えたと言います。

共有します