コロラド州初の黒人女性大麻企業家が語る食用利用、投獄、大麻産業の目撃証言

2016/4/22(Fri)
記事番号: 
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コロラド州の、デンバーから生中継でお届けします。コロラド州では2012年の住民投票で、娯楽目的のマリファナ使用を合法化することが決まりました。現在、米国の23の州とコロンビア特別区で医療目的や娯楽目的のマリファナの使用が合法化されており、大麻産業は米国内で最も急成長している産業の一つです。しかし、大麻販売が生み出す何十億のお金を手にしようとする人々に対し、疑問の声もあがっています。ベストセラーThe New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人隔離:カラーブラインド時代の大量投獄』)の著者ミシェル・アレグザンダーは、麻薬政策連盟(the Drug Policy Alliance)との会話の中で、「白人男性が、大々的に大麻事業に乗り出し、大麻の販売で一攫千金をもくろんでいます。でも、これまで40年間にわたり、貧しい黒人の子どもがマリファナを売った罪で投獄され、家族も未来も破壊されてきたのです。それなのに今、白人男性が、まったく同じ行為をして、金持ちになろうとしているのです」と指摘します。デンバーに拠点を置くマリファナ薬局シンプリー・ピュアの代表取締役ワンダ・ジェイムズに話を聞きます。彼女はコロラド州でマリファナ薬局を経営している初めてのアフリカ系アメリカ人女性です。彼女が薬局事業を思い立ったきっかけは、自分の兄弟が17歳の時に麻薬関連の軽罪で投獄され、自由を得るためにテキサス州で4年間の綿花摘み労働を強いられたという体験です。

☆このセグメントは、2016年度学生字幕翻訳コンテストの課題に取り上げられています。→ http://democracynow.jp/contest/

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