ゴミ収集の要求から教会占拠まで ヤング・ロードによる活動の影響は続く

2015/9/23(Wed)
記事番号: 
4

プエルトリコ人がブラック・パンサー党に倣って設立した先鋭的な運動組織ヤング・ローズ(the Young Lords)を振り返ります。1969年7月後半に、この組織は最初の活動として、スパニッシュ・ハーレムのゴミ収集を強化するようにニューヨーク市当局に要求しました。更に、地域社会計画のためにスペースの解放を求めて教会や病院を占拠して、国中の活動家たちを刺激しました。また、プエルトリコ島の独立、土地や機関に対する地域社会のコントロール、政治犯の解放、そしてベトナム、プエルトリコその他の地域からの米軍撤退に関して、全てのプエルトリコ人に民族自決を求めました。プエルトリコの文化や歴史に対する認識を広める極めて重要な役割も果たしました。1970年代半ばにグループは崩壊しましたが、その影響力は今日も続いています。ブロンクス美術館(The Bronx Museum of the Arts)はヤング・ローズに着目した"¡Presente! The Young Lords in New York"(展覧会: ニューヨークのザ・ヤング・ローズ) を企画し、ニューヨークにある3カ所の文化施設で展覧会を開催中です。本番組の共同ホストで、ヤング・ローズの初代教育大臣でもあるファン・ゴンザレスと、ブロンクス美術館主催"¡Presente! The Young Lords in New York"の共同学芸員ジョハナ・フェルナンデスに話を聞きます。

共有します