英労働党の新党首に社会主義者のコービン 反戦と難民支持を掲げる

2015/9/14(Mon)
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英国の野党労働党の新党首に、社会主義者として長く知られ、反戦や反緊縮策を掲げてきたジェレミー・コービン議員が選ばれました。コービンが立候補を表明した3カ月前は、コービンの当選確率は200分の1と言われました。しかし12日の投票の結果、コービンが得票率59%を獲得、圧勝しました。今年5月の総選挙で保守党に敗退し、辞任したエド・ミリバンドの後継者となります。コービンは12日の祝勝の席で支持者に演説しました。「世界を変える力になろう。人類を守り、平和のための力になろう。おぞましいレベルの不安定が世界に広がり、おぞましいレベルの環境への脅威が世界中に拡大している。こんなことはもう続けられないことを認める力になろう。富裕で強権を握る政府が、意気揚々と『世界はより安全だ、世界はよくなっている』と言って我々を安心させたりすることのないように」とコービンは祝勝演説で述べました。コービンは演説後、ロンドンで行われる「難民歓迎(#RefugeesWelcome)」行進に参加するため会場を後にしました。

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