次のそんなに冷たくない戦争:気候変動により温暖化する北極 支配権と資源をめぐる国家間競争

2015/9/1(Tue)
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バラク・オバマ大統領は8月31日、3日間の視察旅行のためにアラスカに到着しました。オバマはアラスカ北極圏を訪問する初の現職大統領になります。オバマは8月31日、同地域の気候変動がもたらす脅威を強調しました。「北極圏の気温は、世界平均の約2倍の速さで上昇しています」と、オバマは述べました。「過去60年以上にわたって、アラスカは米国の他の地域の約2倍の速さで温暖化しました」。北極圏が温暖化する中、新たな地域に入れるようになったことが海運と石油掘削をに拍車をかけ、同地域の地政学的な重要性が高まっています。北極の氷冠下の資源は17兆ドル以上の価値があり、これは米国経済全体とほとんど同じ規模です。調査ジャーナリストのジェームス・バンフォードによると、米国、ロシア、カナダ、ノルウェイ、デンマークがそうした資源の支配を競う中で、同地域は「技術の諜報活動の交差点」になっています。バンフォードから、彼の最新記事Frozen Assets: The Newest Front in Global Espionage is One of the Least Habitable Locales on Earth—the Arctic(『凍った資源:世界的諜報の新たな最前線は地球上で最も人が住むのに適さない地の1つである北極だ』)について話を聞きます。

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