教皇の伝記著者 フランシスコが花形外交官・改革提唱者となった過程を語る

2014/12/31(Wed)
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教皇フランシスコは今年、花形外交官のような活躍を見せました。キューバと米国の関係改善に決定的な役割を演じ、両国の大統領から名指しで謝意を表明さ れたり、12月にはグアンタナモ米軍基地の捕虜収容所の閉鎖という、米国がもう一つの外交上のハードルを越えるためにも援助の手を差しのべました。教皇は、国際的な人脈を通じて人道的な解決法を見つけるために手を貸したと報じられています。教皇フランシスコについての新しい伝 記The Great Reformer: Francis and the Making of a Radical Pope(『偉大な改革者: 急進的教皇フランシスコの誕生までの道のり』)の著者オースティン・アイバリーと共に、教皇の達成した数々の変革をおさらいします。女性の地位の問題につ いては、教皇は女性司祭の叙任を認めるところまではいかないまでも「より重要で広範な参加の機会を提供する」ようカトリック教会に呼びかけています。また、 ラテンアメリカの「解放の神学」は数十年にわたって社会主義的な傾向があるとしてバチカンから攻撃されてきましたが、フランシスコ教皇は近年その重要性を 認める方向に動いています。

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