NY市警官が語る:市長に背を向けた同僚 有色人種が警官を怖がる理由 

2014/12/29(Mon)
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ニューヨーク市で27日、1週間前に攻撃の標的にされて死亡した2人の警官のうちの1人であるニューヨーク市警察官のラファエル・ラモスの葬儀が行われ、大勢の制服警官を始めとする約2万人が集まりました。葬儀は、ニューヨーク市の歴史の中で最も大きな警官の葬儀になったといわれています。ビル・デブラシオ市長が教会内で弔辞を述べる中、警官の残忍行為や人種プロファイリングについての市長の先日の発言に抗議した警官数百人が、市長に対して背を向け、物議をかもしています。2人の警官が死亡してからデブラシオに警官が背を向けるのは、これで2回目になります。デブラシオに背を向けた警官らは多くの警官の気持ちを代弁していないと主張する、ニューヨーク市警官のアディル・ポランコに話を聞きます。ポランコは以前、「ストップ&フリスク(通行人を呼び止めて令状なしに身体検索をする路上尋問)」のノルマを達成しなければ処罰すると部下に命じた上司を内部告発し、そのために給与なしの停職処分を受け、職場復帰後は別の業務にまわされました。

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