気候支援は慈善ではなく賠償 地球温暖化の影響を最も受けている国々がリマ会議で主張

2014/12/8(Mon)
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ペルーのリマから中継をお送りする中、例年の国連気候変動会議が最終週の2週目に入りました。190か国から集まった代表団は、来年のパリ会議で合意される見通しの、気候変動を抑制する国際的な取り決めに取り組んでいます。先週、国連の世界気象機関は、2014年は観測史上最も暑い年か、少なくとも最も暑かった年の1つになる見通しを発表しました。今年を含め、観測史上最も暑かった15年のうち14年は21世紀に記録しています。世界で最も環境を汚染している人たちがどのくらい排出を削減するべきか、貧困国の気候変動対策をどのくらい支援するかで、先進国と発展途上国の間で深く意見が分かれています。本日は、「気候正義のためのフィリピン運動」のリディ・ナクピルと、バングラデシュ人の気象学者で、最も発展の遅れている途上国ブロックに気候変動交渉で助言を行っているサレームル・ハグに話を聞きます。

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