オバマの警察改革は変化をもたらすのか? ファーガソン事件で政治的な勢いをつけようとする現政権

2014/12/2(Tue)
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オバマ大統領はファーガソンおよび全米中の都市での抗議行動に応え、いくつかの新しい計画を発表しました。この中には、全米の警察部隊に対する「国民の信頼を築く」ための具体策を用意する新たな特別委員会、約5万人の警官に装着用カメラを配備する7500万ドルを含む2億6300万ドルの「地域社会防犯改革」(Community Policing Initiative)、そしてファーガソンの抗議行動の弾圧で使われたような軍仕様の備品や武器の地方警察部隊への配備に関する規則を厳しくする大統領令などが含まれます。しかし、オバマ大統領は活動家らの要求を拒否し、武器の支給そのものにはほとんど手をつけないと明言しました。オバマはまた、エリック・ホルダー司法長官を全米のコミュニティーの視察ツアーに送り出しました。ホルダーは間もなく、人種的分析を制限する新たな連邦指針を発表する予定ですが、この指針はファーガソンのような州や地域警察には適用されません。リーハイ大学のアフリカ研究の学部長で、The Hip-Hop Underground and African American Culture: Beneath the Surface(ヒップホップのアンダーグラウンドとアフリカ系アメリカ文化:表面から見えないもの)の著者であるジェームズ・ピーターソンから話を聞きます。

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