イスラエル 平和デモに暴力的な妨害で負傷者多数 反デモ勢力は「アラブ人に死を」と叫ぶ

2014/7/21(Mon)
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イスラエル国内では日増しに政治情勢が危険なものになっており、停戦を求めるデモが襲撃される事件がいくつも起きています。19日イスラエルのハイファで行われたアラブ系とイスラエル系の市民によるガザ爆撃に反対する反戦デモに対し、右翼活動家が妨害を加え、パレスチナ国旗を燃やし、人種的な中傷を叫び、石を投げつけました。ハイファの副市長スハイル・アサドと彼の息子も殴られました。20日には、ベールシェバの青年サッカーチームの主将が自分のフェイスブックページに、「左翼の有権者をガス室に送り、この国から左翼を一掃しよう」という書き込みをしました。ガザ侵攻が始まる前の週に、エルサレムや他の町で「アラブ人に死を!」と叫びながら街の通りを歩きまわっていた集団が目撃されています。19日にハイファで行われたデモに参加したイスラエル人平和活動家でデューク大学数学講師ラン・バーオンが、イスラエルから話します。もうひとりのゲストはAlterNet.orgのシニアライターのマックス・ブルーメンソールです。イスラエル国内での右翼過激思想の広がりを記録した近著Goliath: Life and Loathing in Greater Israel(『ゴリアテ:偉大なイスラエルの生活と嫌悪』)はベストセラーになりました。

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