教育現場のジム・クロウ: 米国の学校で続く人種差別の最新レポート

2014/4/23(Wed)
記事番号: 
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米国最高裁判所がミシガン州のアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)の禁止を支持しました。歴史的なブラウン対教育委員会判決から60年、アメリカの公立学校ではいまだに人種差別がまん延しています。本日はその状況を検証します。プロプブリカの最新の衝撃的な報道によると、学校での人種的統合は全面的に行われたことはなく、ここ数十年の間に状況は逆転した可能性があると伝えています。このレポートはアラバマ州タスカルーサの町の3世代にわたる同じ家族に焦点を当て、「今日の人種差別は60年前とは異なるかもしれないが、それが悪質なものであることに変わりはない。タスカルーサや他の地域でも、貧しい黒人やラテン系アメリカ人の生徒を排除し隔離しようとする傾向がある。今日タスカルーサでは、ほぼ3人に1人の黒人学生が、まるでブラウン対教育委員会判決がなかったかのような人種差別的学校に通っている」と結論づけています。本日はプロプブリカの調査報道記者ニコール・ハナ=ジョーンズに話を聞きますす。彼女はプロプブリカの新しいシリーズSegregation Now: Investigating America:s Racial Divide (『人種差別ナウ:アメリカの人種的分離を調査する』)を担当しており、最新のレポートは、The Resegregation of America's Schools (アメリカの学校の人種差別復活) です。

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