大統領の銀行家たち:ノミ・プリンツが語る米国政府と金融業界の知られざる癒着の歴史

2014/4/8(Tue)
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米国では貧富の格差が1928年以来最高になり、金融業界のボーナスは2008年の金融前の水準に達しています。米政府と金融業界の知られざる癒着の100年の歴史を検証します。新著All the Presidents’ Bankers: The Hidden Alliances That Drive American Power(『大統領の銀行家たち:米国の権力を動かす影の同盟』)の中で、金融ジャーナリストのノミ・プリンスは、この100年間の米国の金融、外交、国内政策の形成に少数の銀行家たちがいかに重要な役目を果たしたかを検証しています。このような関係が連邦準備制度の導入、大恐慌への対応、国際通貨基金と世界銀行の設立といった歴史的な出来事にどのように影響を及ぼしたかを、プリンツは検証します。彼女は現在、公共政策団体「デモス」(Demos)の上級研究員ですが、以前はベアー・スターンズとゴールドマン・サックスで重役を務め、その前はリーマン・ブラザーズとチェース・マンハッタン銀行でアナリストをしていました。

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