薬漬けの米帰還兵:鎮痛剤の濫用で退役軍人局が「ご贔屓のドラッグディーラー」に

2014/4/4(Fri)
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イラクやアフガニスタンに従軍した米兵が直面する苦況を、調査報道記者のアーロン・グランツと共に考えます。グランツはイラク戦争と本国に戻った帰還兵が受ける治療について10年以上にわたり調査しています。4月第1週、調査報道センターはグランツの報道によって由緒あるピーボディ賞を受賞しました。さまざまな精神衛生上の障害や身体的な負傷の治療のために鎮痛剤が処方されるため、大勢の帰還兵が処方箋のいる鎮痛剤の中毒に陥り、彼らにとって局(VA)は、ご贔屓のドラッグディーラーになっています。グランツは、このいきさつを暴露しました。グランツの調査によると、VAによる4つの麻酔剤―ヒドロコドン、オキシコドン、メタドン、モルヒネ―の処方は、過去12年間で270%増加しています。

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