サンダース上院議員:億万長者が「選挙をカネで買う」ことを最高裁が許し 民主主義は弱体化する

2014/4/3(Thu)
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2014年の選挙シーズンが始まろうとしていますが、米最高裁は長年つづいてきた、2年周期の選挙戦における連邦選挙の候補者および政党、政治活動委員会(PAC)に対する選挙資金寄付の上限を取除くとの判決を下しました。合計の上限が無くなることで、これからは寄付者は候補および政党に対し直接数百万ドルを渡すことが可能となります。5対4の判決となった「マカッチェン対連邦選挙管理委員会(McCutcheon v. FEC)」裁判は、米選挙での企業の無制限寄付の水門を開けることとなった、2010年の判決「シティズンズ・ユナイテッド(Citizens United)裁判の再来」と言われています。バーモント州選出の無所属バーニー・サンダース上院議員に、4月2日の歴史的な判決と、選挙プロセスから大型資金を取除こうとする自身の戦いについて話を聞きます。また、サンダース上院議員が2016年の大統領選出馬の可能性についても考慮しているのは「大統領になりたいと、燃えるような願望を胸に毎朝目を覚ますからではなく、数ある巨大な問題が、臭い物には蓋的にうやむやにされるのを見たくないためです」と語ります。

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