福島の余波: 放射能の影響で病む米国海兵隊員 東京電力を訴える 通常の30倍以上の放射能汚染を誤報で

2014/3/19(Wed)
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福島原子力発電所のメルトダウンから三年、放射能汚染のレベルについて米国海軍へ誤解を招く情報を伝えたとして、東京電力を相手取って米国の船員や海兵隊員が裁判に訴えています。日本の大地震と津波の災害に人道的援助を行った海兵隊員の多くが、帰国後、白血病、失明、不妊、出生異常などの深刻な健康障害に見舞われています。 本日は、当時、航空母艦ロナルド・レーガンで勤務し、健康被害を抱えて東京電力に対する集団訴訟に加わった、米海軍大尉スティーブ・シモンズと、海兵隊員の弁護士チャールズ・ボナー、そしてテンプル大学東京キャンパスの社会学准教授で現代アジア研究所副所長を務めるカイル・クリーブランドに話をうかがいます。クリーブランドは震災時に交わされた福島事故についての米軍上層部の電話会話記録を公表したばかりです。この会話は米軍の司令官たちが空母ロナルド・レーガンに乗船している海軍や海兵隊の兵士たちに及ぼす危険性を認識していたことを暗示しています。

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