ニューヨーク市の黒人、ラテン系の消防団員 長期間の人種差別訴訟で和解

2014/3/19(Wed)
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ニューヨーク市で、約1500人のアフリカ系とラテン系の消防署への志願者が起こした長期間に渡る訴訟が和解で解決しました。これは国内最大の消防署の人種差別的な雇用習慣に対し、志願者たちがにニューヨーク市と司法省を相手取って起こした訴訟でした。この和解で人種差別により影響を受けた人々に約1億ドルが未払賃金として付与されることになります。この訴訟が起された2007年には、同市の人口の半分以上がアフリカ系ラテン系アメリカ人で占められているにも関わらず9割の消防隊員が白人でした。新しい合意によれば、消防署は人種の多様性を増し、市の人口構成が雇用に反映されるよう採用方針を変更する必要があります。黒人消防士グループ「ブラック消防士のバルカン組合」の元会長であり、ブルックリンのクラウンハイツ地区の消防車234の消防長、ポール・ワシントンと、この訴訟の主任弁護士であるリチャード・レヴィに話を聞きます。

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