福島の災害過酷度を引き上げ 放射性物質流出は「悪化する一方」と専門家

2013/8/28(Wed)
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日本の原子力規制委員会は28日、福島第一原発で放射能汚染水がタンクから漏れている直近の事故について国際原子力事象評価尺度(INES)の評価を正式に「レベル3」(重大な異常事象)に引き上げました。同原発を運営する東京電力は先週、高濃度放射能汚染水330トンが施設内貯水タンクから漏れたと発表しました。作業員チームが大急ぎで放射能汚染水を貯めているその他数百のタンクでの漏出の有無を検査しています。原子力規制委は東電が貯水タンクを正しくモニターしていなかったと批判しています。「問題は悪化する一方です」と警告するのは米国内70カ所の原子力発電所のプロジェクトをまとめてきた元原発会社幹部アーニー・ガンダーセンです。「放射能汚染水が漏れ出ていると言いますが、それはつまり同じ速さでこの原発内に地下水が漏れ入ってきているということなんです」

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