ワシントン大行進から半世紀 キング牧師の「夢」はまだ途上と数万人が集会

2013/8/26(Mon)
記事番号: 
1

1963年8月28日に行われた「ワシントン大行進」の50周年を記念し、8月 24日、首都ワシントンでは数万人が集まり、ナショナル・モールを埋め尽くしました。演説者たちは、50年前のイベントでキング牧師がリンカーン記念館の正面階段で行った有名な演説"I Have a Dream"(『私には夢がある』)の中で語った目標が、どれほど達成されたかを振り返りました。本日は1時間たっぷり、24日のイベントのハイライトをお届けします。ジョージア州選出で13期目の下院議員で1963年の大行進の演説者で唯一存命中のジョン・ルイス議員、ジェシー・ジャクソン師、アル・シャープトン師、学生非暴力調整委員会(SNCC)創設者の一人で全米黒人地位向上協会(NAACP)の元代表ジュリアン・ボンド、米国労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)のアーリーン・ホルト・ベーカー、教授で作家のマイケル・エリック・ダイソン、そして故メドガー・エバーズの妻マイリー・エバーズ=ウィリアムズなどの声をお届けします。キング師の息子マーティン・ルーサー・キング3世は演説で、「過去のことをノスタルジックに記念したり、自己満足に浸ってお祝いをしている場合ではありません。 我々はまだ道程なかばであり、もっと多くのことができるし、しなければいけません。父の熱い夢で最も重要だったのは、アフリカ系アメリカ人が完全な経済的機会を得ることであり、小さなスラムから大きなスラムに移動するだけでは基本的な自由は達成されません。 現在、アフリカ系アメリカ人の失業率は12%、米国の非白人の子どもの38%が貧困水準以下の生活をしています。私たちの夢が実現されるまで長い道のりがあります」と語りました。

共有します