「プリズナーX」豪州国籍を持つモサド関係者の自殺に疑惑つのる

2013/2/20(Wed)
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イスラエルのスパイ機関モサドの関係者でオーストラリアとの二重国籍を持つ男がイスラエルの最高警備刑務所内で死亡したことが国際的なスキャンダルに発展しています。2010年に彼が死亡して以来2年以上にわたってイスラエル政府は厳重な箝口令を敷いてきましたが、その秘密が徐々にもれ始めています。イスラエルは彼の死を自殺と発表しましたが、オーストラリア放送協会(ABC)が彼の名を「ベン・ジギエル(Ben Zigier)」であるとあばいたことで、新たな情報が出てくると見られています。イスラエルの市民権協会(Association for Civil Rights)の主任顧問弁護士ダン・ヤキルに話を聞きます。同協会は「プリズナーX」としてしか知られなかった彼の情報を公開するように先頭に立って政府に働きかけ、ようやく彼の任務に関する箝口令の解除に成功しました。また、独立系ジャーナリスト・作家で「独立した豪州ユダヤ人の声(Independent Australian Jewish Voices)」共同創設者のアントニー・ロウエンスタインにも話を聞きます。

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