ムミア・アブ=ジャマール:「米国は急速に世界最大の野外刑務所になりつつある」

2013/2/1(Fri)
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2月第1週、 自身の人生に関する新作映画Long Distance Revolutionary(『遠く離れた革命』)がニューヨーク市内で封切られるのに合わせ、ムミア・アブ=ジャマールがデモクラシー・ナウ!に電話をかけてきて珍しい生インタビューが成立しました。死刑判決から29年、彼はいまペンシルベニア州マハノイの州立刑務所の一般棟に収監されています。「今、自分が囚人ではないと思っている人々の自由とはどの程度のものですか?みなさんのコンピューターは政府の誰かに読まれているし、手紙も電話も傍受されています」とムミア・アブ=ジャマールは言います。「私たちはいま警備国家に暮らしているのです。そこで米国はいま急速に世界最大の野外刑務所になりつつある。私たちは自由を語ることができ、また合衆国も自由語ってきた長く卓越した歴史を持っている。しかし私たちはその自由を例証してきたのでしょうか?その答えは実に明快だと思います。してこなかったのです。」1982年、ムミアはフィラデルフィア市警の警官ダニエル・フォークナー殺害の罪で死刑を宣告されました。2011年、控訴審は彼の有罪は維持しながらも死刑判決は取り消しました。陪審団への説示に混乱させるものがあったというのが理由でした。

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